※弊社の新人教育の資料を公開しております。
XAMPP(ザンプ)とはPHPが動作するWEBサーバーやMySQLのデータベースなどWEBシステムを動かすための実行環境がひとまとめになったものです。乱暴な言い方をするとXREA.COMで提供されていたものです。
XAMPP(ザンプ)をパソコン(ノートパソコン)にインストールすることで、インターネットにつながっていなくてもWEBシステムを動かすことができます。
圧縮ファイル(zip)タイプのXAMPP(ザンプ)をダウンロードして解凍し、新人教育(初級編)で作成したWEBシステムをXAMPP(ザンプ)に設置してください。作成したWEBシステムがXAMPP(ザンプ)上でも動くようにしましょう。
学習ポイント
XAMPPは以下の省略です。 X - Windows、LinuxなどのOS A - Apache(WEBサーバー) M - MySQL(データベース) P - PHP P - Perl WEBシステムはPHPが動くWEBサーバーとデータベースのあるサーバー上で動作します。 レンタルサーバーやクラウドサーバーなど様々なタイプのサーバーがありますが、そのしくみは変わりません。 しっかりおさらいしながら把握しましょう。
1.XAMPP(ザンプ)に構築したデータベースに下記の性別テーブルを作成(CREATE TABLE)してください。
create table bbb ( id INT comment 'ID' , name VARCHAR(255) not null comment '名称' , constraint bbb_contents_PKC primary key (id) ) ENGINE=InnoDB DEFAULT CHARSET=utf8 comment '性別テーブル' ;
2.性別テーブルに下記の2つの初期データを登録(INSERT)してください。
・id:1 / name:男性 ・id:2 / name:女性
3.新人教育(初級編)で作成したWEBシステムの「性別」の項目を性別テーブルを参照するように変更してください。
リレーショナルデータベース
性別テーブルを追加したことによってリレーショナルデータベースのしくみになりました。 リレーショナルデータベースとは?を調べてそのしくみや概念をしっかり押さえましょう。 また、今回の実習でSQLでデータをセレクトする際の結合(JOIN)を学びました。 結合(JOIN)には内部結合(INNER JOIN)と外部結合(OUTER JOIN)があります。 2つの違いもしっかり把握しましょう。
1.まずはPHPの関数(function)がどういうものか調べてください。
2.作成したWEBシステムで「同じ動きのプログラム部分」を下記の要領で関数(function)にまとめてみましょう。
・commonフォルダを作成してその中にfunctions.phpを作成し、「同じ動きのプログラム部分」を関数(function)に ・作成した関数を参照(include、require)するように、作成したWEBシステムを変更 ・データベースの接続文字列はdefineで定義
関数のメリット
同じ動きを関数(function)にまとめることでプログラムがシンプルになったと思います。 また、まとめたことで例えばデータベースの接続先を変更したいなどの際に修正箇所が容易になるしくみになりました。(システムの保守性の向上) 関数(function)についてはJavaScriptでも同様です。 しっかりと把握してください。
1.まずはModel(モデル)、View(ビュー)、Controller(コントローラ)というMVCモデルがどういうものか把握してください。
2.作成したWEBシステムを下記の要領で「MVCモデル」に変更してみましょう。
・model、view、controllerのフォルダ作成してそれぞれにaaa.phpを作成 ・model/aaa.phpにデータベースの処理を記載 ・view/aaa.phpにHTML表示の処理を記載 ・controller/aaa.phpでModel(モデル)、View(ビュー)を呼び出しブラウザに応答
新人教育(中級編)は以上です。中級編ではプログラム開発でよく利用されるXAMPPとリレーショナルデータベース、関数(function)やMVCモデルに触れました。WEBシステム開発ではよく目にするしくみなのでしっかりと把握してください。